背中の筋トレマストアイテム・ギアで握力使わず広背筋を鍛える

筋トレを始めると色々な発見があり楽しいものです。
その反面、悩みもどんどん出てきますね。
背中のトレーニングの目的は、「大きく厚みのある広背筋」ですよね。
逆三角形のカッコいいカラダは、背中の筋肉です!
主なトレーニングメニューとしては、
- ラットプルダウン
- チンニング
- デッドリフト
- ロープーリー
- ダンベルワンハンドロウ
などですが、どれもこれも握る力が必要になります。
「握力」です。
この握力がないと重量を重くしたトレーニングのセット中、グリップを握ってられず離れてしまいます。
または、前腕や上腕二頭筋ばかりに力が入ってしまうため疲れてします。
結果的に効率よく広背筋に負荷がかけられなくなってしまいます。背中に効かせることができない。
自分でもうまくできていないことに気付くはずです。
これは、とても悔しい思いです。
この問題を解決する方法が今回ご紹介するトレーニングギアです。
contents
プル系種目のマストアイテムのトレーニングギア
「プル」=「引く」=「背中」のトレーニング種目
背中のトレーニングは全般、引く動作による運動です。押す動作と違い、指で引っ掛けて、引く動作をします。
この動作には「握力」が必要になります。
背中の筋肉を鍛える前にある程度の握力がないと背中の筋肉(広背筋)をトレーニングすることができません。
バーベルやダンベル、バーなどに引っ掛けている指が少しずづ離れていきます。
これでは、広背筋を使い切る前に腕(特に前腕)が疲労してしまい、うまく背中の筋肉全体を疲労することができません。
初心者だからこそ使うべき理由がある
正直、無くても、筋トレやワークアウトはできます。
筋トレは継続すれば、必ず筋肉が肥大するという結果がついてきます。
しかし、効率的にトレーニングができているかと問うと答えは「No」です。
特に筋トレを始めたばかりのトレーニーです。
懸垂(チンニング)の動作を考えてみましょう。
はじめはバーにぶるさがることすら大変だと思います。少しずつ慣れてきてバーへ向かって体を近づけることが可能になります。しかし、フォームを固定できず体を上にあげる動作だけに集中します。無意識に背中の筋肉だけでなく、腕や腹筋など別の筋肉も利用します。
これでは、背中よりも先に腕に効いてしまい、広背筋を意識して使うことができません。
それでも少しずつ、体を挙上することに慣れていきます。
さらに経過すると広背筋の筋肉を意識して体をバーに引き付けることが出来るようになります。
しかし、回数を繰り返すことが出来ないと思います。
理由は広背筋が疲れるまえに前腕が疲れてしまい、バーを握っていられずに指が離れていくからです。
広背筋の筋肉を使い切る前に、前腕の筋肉である握力を使い果たしているわけです!
もっと効率よく合理的に背中のトレーニングをするためには握力を補助してくれるトレーニングギアが必要です。
背中トレーニングギアの種類

握力を補助してくれるトレーニングギアは主に2つあります。
それは、「リストストラップ」と「パワーグリップ」です。
出典:Amazon
上記写真がリストストラップです。
形状はベルトのような直線のものです。
素材は、綿または皮製が多いです。
使い方は、片方の輪っかにいるところに反対側の直線部分を通します。
新しくできた、この輪っかを手首に通します。
手のひら側にベルトが来ます。
そのベルトをバーベルやダンベルに巻き付けて使用します。
これにより握力を補助し、簡単には手からウエイトが落ちることなく、背中の筋肉に効かせることができます。
出典:Amazon
上記写真がパワーグリップです。
形状は、手のひら合わせるような板状のものがあり、手首を固定するマジックテープが付いています。
素材は、ゴム製です。
使い方は、マジックテープ部分の輪っかに手を通します。
マジックテープで固定します。
手のひらと板状の間にバーベルやダンベルなどを挟み、板状のゴムを丸め込んで手で掴みます。
これにより握力を補助し、簡単には手からウエイトが落ちることなく、背中の筋肉に効かせることができます。
世界でもっとも有名なジム、ゴールドジムのリストストラップです。
こちらもゴールドジム製のパワーグリップです。
リストストラップとパワーグリップ比較
リストストラップとパワーグリップの使い方は同じです。
トレーニング中に握力を補助するのがメインの使い方になります。
では、実際にどちらが良いのでしょうか?
購入を考えると気になるところです。
僕は両方使ったことがありますので比較してみました。
リストストラップ | パワーグリップ | |
価格 | 〇 | × |
機能性 | △ | 〇 |
耐久性 | 〇 | △ |
携帯性 | 〇 | × |
購入のしやすさは、リストストラップです。布製のものでしたら1,500円位で購入できます。
パワーグリップは、安い物でも2,500円以上します。有名ブランドですと10,000円近くします。
使い易さは、圧倒的にパワーグリップです!
利点は、手首が痛くならない、重量が重くなっても持つことが出来る。
リストストラップは輪っかを通して、重量が直に手首にのってきます。その分重量が重くなると正直痛いです。使用後は手首が赤くなることもあります。
さらに布製の場合は、握力がもたなく、ズルズルと滑っていくこともあります。この感覚がとても嫌です。もう一回挙上できるのに・・・と自分では思いながら指からバーが離れていくととても悔しいです。
革製は引っかかるのかもしれませんが実際に使用したことがないのでわかりません。
その点、パワーグリップは手首をマジックテープで固定するので、重量はのるものの負担が少なくなります。パワーグリップを初めて使用した時はとても驚きました。こんなにも手首が痛くならないものかと・・・。まさに目から鱗が落ちるです。
機能性は、断然パワーグリップが優位ですね。
次は耐久性です。
劣化が早いのは、パワーグリップです。
布製のリストストラップは全然劣化しません。
パワーグリップは、ゴムを使用しているのですぐにダメになるわけではありませんが、徐々に擦れていきます。
例えるならば、自転車のタイヤが経年劣化で擦れていくイメージです。
現在のパワーグリップは2年以上使用していますが、まだまだ使えそうです。
布製のリストストラップは10年位使用しています。
最後に持ち運びやすさです。
ジムに行くときにリュックやバックに入れて持ち運びますが、リストバンドは真っすぐに伸ばせば、ただのベルトですのでかさばることもありません。
一方パワーグリップはゴム製で結構固めです。手首のマジックテープの部分もゴツくリングをはずして伸ばした状態にしても収まりが悪く、かさばります。
携帯性が良いのは、リストストラップですね。
おすすめリストストラップ
リストストラップのおすすめは、価格、素材、メーカー(ブランド)によって異なります。
まずは、安価なリストストラップです。もちろん、製品として信用できるメーカーです。日本ではあまり見かけませんが、ハービンジャーはアメリカのブランドでウェイトリフティングやフィットネス用トレーニングギアのリーディングブランドです。
こちらは布製です。とても軽い重量で持ち運びもラクです。
こちらシークはアメリカの会社でトレーニングギアメーカーとして25年以上の歴史があります。
革製のリストストラップは一度使ってみたいです。理由はスティッキーにバーにはりつき、使用しているうちに自分に馴染んでいくようです。
ゴールドジムの布製も安価に購入できます。
G1H1は日本のメーカーです。トレーニングギアの製造販売しています。
皮のリストストラップです。G1H1は安価なギアが多い印象ですが、こちらは6,000円位します。こだわりを感じる一品です。
リストストラップは初心者の方におすすめです。理由は、安価で持ち運びもラクです。重量も100キロくらいなら機能性は十分です。
まずは使ってみたいならこれ!
おすすめパワーグリップ
基本的に形状や使用方法は同じです。
バーサグリップはアメリカのメーカーです。パワーグリップ専門です。
日本では最近、フィジーカーがYouTubeなどで品質の良さを紹介しています。
ロゴもカッコいいのですが、カラーバリエーションも多くカッコいいんですよね!
こちらは、ゴールドジムのパワーグリップです。
昔からあるパワーグリップで実績があります。
シーク製のパワーグリップも有名です。
シークは少し変わったストラップもあります。ダウェル式というものです。先端に円柱の棒状のものが付いていて、バーに引っ掛け、手を覆い、滑らないようにするギアです。
ハービンジャーのリフティンググリップです。最近販売されたと思われます。商品説明が詳しく記載されていないので何とも言えないですが、写真を拡大するとスエードのようです。
最後に僕が実際に使っているパワーグリップです。3000円位で口コミも良かったので購入しました。
日本のメーカーです。
実際使ってみると改善してほしい箇所はあるものの、使用感はとても満足しています。
最近になって購入サイトを覗いてみると僕が気になっていた箇所が改善されていました。
ゴム臭いとか、ゴムに厚みがあるなど他のユーザーからの意見を取り入れ、製品をアップデートしています。
ユーザーの声をちゃんと聴いて、改善されてる企業努力も気に入りました。
この他にもたくさんの種類のパワーグリップがあります。一度覗いてみてあなたに合うパワーグリップを探してください。
実際に使用した感想
僕は今までにリストストラップとパワーグリップを使用してきました。
どちらも使用目的は同じものの使用感は異なります。

伸ばした状態。ひも状になっています。慣れるまで巻き付けるのに苦労します。

バーやダンベルに巻き付けた時の状態。
リストラップは軽量で、手首につけていても気になりません。持ち運びもラクです。しかし、重量が増えると手首が赤くなり擦れて痛くなることもあります。革製は使用したことがないのでわかりませんが滑らない可能性も高いと思います。僕が使用した布製では重量が重たくなると巻いているストラップが滑りました。

使用したする時は、このようにゴムの部分をバーやダンベルに巻き付けて使用します。

横から見るとこんな感じです。巻き付けるところがゴム製と分かります。また、手首のホールドの仕方もこのように手首をマジックテープで固定します。
パワーグリップは重量感があります。付けたままですとドリンクも飲むのに一苦労です。持ち運びもかさばりますのでラクとは言えないでしょう。その反面、重量が増えても滑りませんし安定感があります。手首が痛くなることもありません。
個人的なおすすめは・・・
個人的におすすめする背中のトレーニングアイテム、ギアは、
パワーグリップです!
一番の目的である背中に効かせること。を考えるとリストストラップよりこっちです。
初めて装着した時のあの感動は今でも覚えています。
こんなに違うのか?というくらい心配なくトレーニングに集中できます。
同じ重量を扱ってもリストストラップよりパワーグリップの方が軽く感じます。
なにより、握力の弱い僕でも安心できるギアでモチベーションがあがります。
握力がなくて高重量が扱えない、効いた気がしないとお悩みの方は是非一度試してみるといいかもしれません。
Have a good back training!
ジムで使えるグッズも紹介しています。